≪ 「買収防衛策」、投資家目線では逆効果 ! ≫
(出所 : 株式会社レコフデータ「MARR」)
「買収防衛策」といったフレーズが報道等のトップから姿を消して久しい。
防衛策の是非については、海外投資家などの姿勢が一段と厳しくなっていることに加え、国内の機関投資家もスチュワードシップ・コードの影響等により議決権行使基準を厳格化する傾向にあるなど、防衛策を取り巻く環境が変化していることが背景にある。
では、現在はどの様な状況にあるのか・・・?
レコフデータ「MARR」によると、「2017年4月27日現在、買収防衛策を導入しているのは437社。 うち178社が2017年中に更新時期を迎えるが、そのうち9割が5月、6月の定時株主総会終結時までとされている。」とのこと。
企業は防衛策の合理的必要性を多面的に検討し、投資家への十分な説明を行うことができなければ、導入や継続継続について賛同を得ることはますます難しくなる。
防衛策の中止を選択する企業は更に増加していくだろう。
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