2014.10. 2 Thursday
≪ 【図説編】円・・・もはやオイルショック当時の水準にある ≫
実効為替レートは、特定の2通貨間の為替レートだけでは捉えられない相対的な通貨の実力を測るための総合的な指標。
具体的には、対象となる全ての通貨と日本円との間の2通貨間為替レートを、貿易額等で計った相対的な重要度でウエイト付けして集計・算出される。
現在の日本円の水準は、プラザ合意当時のレベルを遥かに超え、第1次・第2次石油危機当時の円安水準に到達した。
実質実効為替レートを用い競争環境を過去と比較する際には、単純に水準の高低を比べるのみならず、急激な変化の有無・経済情勢の違い・自国及び競合国の経済構造の変化等にも留意する必要があるが、我が国の対外競争力が大幅に劣化していることに変わりはない。
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