シャリーア(法)において合法なものの事を「ハラール(حلال Halāl) 」といい、非合法なもののことを「ハラーム(حرام Harām)」と言います。 そして、最近ではそれ以外のハラールでない物の事を非ハラール(non Halāl )と称する事もあります。
宗教上、豚・アルコールなどが禁止されています。
食品の場合、これらの禁止されている物を含まないものがハラールとなるのです。
また、牛・羊・鶏等は禁止されていませんが、イスラム教の作法に沿ってと畜したもののみがハラールとなるのです。
また、ハラールは食品だけでなく、化粧品や医薬品、介護用品、金融など様々なサービスにも適用されます。
ハラールとは、言わば「安全な生活を示すためのガイドライン」であり、ムスリムにとっては無くてはならない規準なのです。
日本でも食や健康への意識が日増しに高まってきています。
自分の体に何を入れているのか、それを知りたいという意識。 果たして普段自分が口にしているものが体に良いものなのか悪いものなのかを判断する意識。
オーガニック食材が人気となっているのは、その典型的事例です。
この様に考えると、「安全な生活を示すためのガイドライン」が制定されているに越したことはありません。
|